2月15日、涅槃会のお参りがありました。

涅槃会とは、お釈迦様がお亡くなりになられた日。絵にも描かれていますが、お釈迦様がお亡くなりになられた時、人間はもちろん動物達も悲しみ、泣いていたそうです。どうして動物達まで泣いているのか、園長先生が子ども達にお話をしてくださいましたよ。「人間も動物たちも命があるよね。この命はみんな同じ。一つの大切な命です。それをお釈迦様は生きている時にみんなに教えてくれたんだよ。このお話を聞いた動物たちはそれまでは人間が1番偉いと思っていたから、喜んでお参りをするようになったんだって。だからお釈迦様がお亡くなりになった時には動物達も悲しんで手をあわせているんだよ。」

話を聞いたり、絵を見ながら「ほんとや！動物もかなしんどるね！」「お参りしとる！」などと言いながらそれぞれに受け止めている子ども達です。続けて園長先生は「『自分さえ良ければ良い』ではなく『みんなが仲良く、気持ちよく過ごせる為にはどうしたら良いか、考えられる人になってください。」とお話しをして下さいました。日々生活を送っていく中で“この場面ではどうしたら良いのかな？”と考えることがあると思います。そんな時に、自分のことも他の人等のことも考えられる人でありたいですよね。まことこども園の子ども達にもそのような人になって欲しいと願っています。そのような中で園目標の一つでもある『おもいやりのある子』に育っていってくれたら嬉しいです。

涅槃会の日には毎年、ぎんが組の子ども達が人形を作っていますよ。動物が悲しみながらお釈迦様に手をあわせている様子を表しているもので、一体一体思いをこめて作られているのが伝わってきます。

又、お釈迦様のお骨に例えられている涅槃団子も全園児持ち帰ります。焼いたり、お汁物にいれて食べることも出来ますし、お守りとして持っているとご利益があるそうですよ。お釈迦様が教えて下さったことを考えながら、頂きたいですね。